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県の水需要予測、下方修正へ
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水需要予測、下方修正へ 供給能力は「別」
鈴木治県建設管理局長は10日の定例県議会で、徳山ダムの事業計画の見直しについて、「今後の工業用水の需要の伸びは鈍化傾向にある」と延べ、策定中の県の水需給計画で、工業用水の需要予測を下方修正する考えを明らかにした。新計画は年度内に策定する方針。市川尚子県議(県政民主党)の質問に答えた。
鈴木局長は、工業用水の需要量の鈍化の理由について、「最近の経済の低迷や、将来人口の減少などがある」と説明。「小雨化傾向や地下水の適正利用などを考慮し、安定的な供給を考えている」と述べ、需要量の下方修正がそのまま徳山ダムなどの供給能力の減少にはつながらないとする見解を示した。
94年に策定した現行の計画では、徳山ダムの水を利用する可能性がある14市町村を含む大垣地域の工業用水の1日の最大給水量は90年から2010年にかけて20%増加、水道用水も60%増加すると見込んでいた。
だが、県水資源課によると、実際には工業用水は過去約10年最近減少しており、水道用水も微増にとどまっているという。
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(12/11) | |