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徳山ダム 知事、同意は保留
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国の計画変更、評価
国土交通省が先月27日に徳山ダムの計画変更案を示したことについて、神田真秋知事は6日の記者会見で、「工事が進んでからの変更になるが、方向としては良かったと思っている」などと述べ、基本的に評価する姿勢を示した。ただ、変更案の内容に同意するかどうかは、なお具体的な数値の算定根拠などを確認する必要があるとして、態度を留保した。
ダムの規模は変えずに治水に重点を移す目的変更が着工後に行われることについて、神田知事は「時代の大きな転換期で、5年、10年で社会や経済の仕組みも様変わりしている。そういうものを巨大なダム事業の中で反映することは、むしろ大変、結構なことだ。そうした事情を積極的に反映させるように我々も求めてきた」と述べた。
一方で、これまでの同省や水資源機構の対応について「情報開示や説明義務の点で不十分だった」と改めて指摘し、引き続き事業費の増額や計画変更に関する説明や資料の提示を求めていく考えを示した。
(5/7愛知総合)
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