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  岐阜

「徳山ダム」は前年比大幅増の評価

05年度予算の財務省原案

 二十日内示された二〇〇五年度予算の財務省原案のうち県関係公共事業は、概算要求より16%余り減らされたものの、二〇〇七年度の完成が確実視される徳山ダム(藤橋村)はじめ、治水事業や高速道路整備で必要額がほぼ確保される見通しとなった。 (小沢伸介)

◆徳山ダム

 三百十一億円の概算要求に対し、内示は二百六十億円。だが、財務省の主計担当者は「二〇〇七年度の完成に向けて必要最低限を手当てした」とし、予定通りの完工は揺るぎない。

 昨年は三県一市の合意が遅れ、概算要求の半分の九十三億円しか内示されなかった。国土交通省のダム担当者は「財政事情が厳しい中、昨年に比べたら大幅に伸びている」と評価した。

 梶原拓知事は取材に「〇六年秋までの試験たん水、〇七年度完成は問題ないでしょう。流域住民の安心が得られる日が楽しみだ」と述べた。

 木曽川への導水路は要求した半額の一億円。主計担当者は「ダム本体で手いっぱい。優先順位の問題」と必要性を認め、国交省は「重点的に調査できる」と前向きだ。

 一方、市民団体「徳山ダム建設中止を求める会」(上田武夫代表)は、二百六十億円が認められたことについて、「工事を続けるため本年度の河川改修事業の予算が削られた。この説明をするのが先決」として、新たな事業費を削除するよう求める抗議文を発表した。

 この文書で、予算が削られた河川改修事業が、今年の台風でも浸水被害を受けた大垣市荒崎地区に関係する地域と指摘。「必要な河川改修を怠り、ダムに巨額な予算を投入することは流域住民の安全性を著しく損なう」と批判している。

 久瀬ダムに魚道を設ける事業は、再評価で中止となった。

◆その他のダム

 国直轄の三ダムと県営の三ダムは、事実上すべて満額。県水資源課は「工事の進行にはまったく問題がない」としている。県営の中野方(恵那市)と水無瀬(川辺町)は一括内示された。

 国直轄では、新丸山(御嵩町・八百津町)に三十億円、横山(藤橋村)は底にたまった土砂を取り除く工事に五十四億円、調査段階の上矢作(恵那市)も八千万円。

 県営では、本体工事に着手済みの丹生川(丹生川村)が六億八千万円、大規模治水ダムの内ケ谷(郡上市)は、付け替え道路工事などに三億円。大島(高山市)は概算要求の五分の一の二千万円だが、これが当初の県要求額だった。

 中野方は来年度が工事完了の年となり、試験たん水などで五億八千万円、水無瀬は地質調査などで一億円を要求している。

◆道路

 二十日内示された来年度予算の財務省原案では、日本道路公団(JH)の高速自動車国道建設費に満額の八千億円が内示された。県高速道路対策室は「必要な金額がおおむね確保されており、重点事業は来年度も進められる」としている。

 東海北陸自動車道の飛騨清見−白川郷間は、飛騨トンネル一〇・七キロ部分を残してほぼ完成。トンネル掘削を東西両側から同時に進めており、二〇〇七年度の全線開通が目標だ。

 同自動車道の四車線化工事は「前倒しで実施する方針に変わりはない」(国土交通省)。JHは、大事故が起きた郡上市の平山トンネルをもう一本通す工事などを計画。白鳥インターまでの区間を飛騨トンネル開通に間に合うように取り組んでいる。

 中部縦貫自動車道は、〇三年に着工した高山西−高山間七キロの整備がさらに進む見通し。

◆ロボットプラザ

 地方六団体の補助金削減リストで廃止対象になっていた「地域先導科学技術基盤施設整備費補助金」が、二十日内示された来年度予算の財務省原案に残った。これで、県と早稲田大学が各務原市のテクノプラザ敷地内に建設している「県ロボットプラザ」の完成は確実になった。

 同補助金は、三カ年事業で来年度が最終年度。地域の特性や潜在能力を引き出す先端的な研究が対象で、同省の主計担当者は「途中で終わらせるのは建設的でない」と継続の理由を語った。

 県は二〇〇二年に早大の研究所を誘致し、人とロボットが同居して実験する設備など三棟を順次建設し、研究も始めている。将来的には、共同研究による地元企業の育成、ロボット関連企業の幅広い誘致を目指している。





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