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徳山ダムの導水路調査盛る
国交省概算要求で
国土交通省が二十六日まとめた二〇〇五年度予算の概算要求で、建設中の徳山ダム(岐阜県藤橋村)の水を渇水対策や都市用水として利用するため、ダムのある揖斐川と木曽川を結ぶ導水路の実施計画調査が盛り込まれた。
導水路は、徳山ダムの下流にある横山ダム近くで取水し、愛知県犬山市の木曽川取水口まで結ぶ延長約五十キロのルートが有力視されているが、ほかのルート案も含め二−三年かけて調査に取り組む。事業費が九百六十億円も増え総額三千五百億円となっている徳山ダム建設では、〇七年度の完成を目指して工事が大詰めを迎え、水資源機構が三百十一億円を要求。すでに増額を見込んでいた〇四年度の概算要求と比べても72・9%の増となっている。
また、スーパー中枢港湾に指定されたばかりの伊勢湾(名古屋・四日市港)では、名古屋港の飛島埠頭(ふとう)南地区コンテナターミナルで、水深十六メートルの第一バースの暫定使用が始まる。隣接する第二バース(水深十六メートル)の整備も新規事業として盛り込まれた。整備期間は〇九年度までで、総事業費は約三百九十五億円。
四日市港の霞ケ浦北埠頭地区の国際海上コンテナターミナル(水深十四メートル)の整備も完了する。
補助事業では、三重県四日市市の近鉄名古屋線川原町駅付近で、延長約一キロの連続立体交差化が盛り込まれる。踏切四カ所を廃止することで渋滞や事故解消を図る。事業費は約九十億円。
長野県では、木曽谷と伊那谷を連結する伊那木曽連絡道路(権兵衛峠道路)整備が完了し、通行が始まる。
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